あのまちに行くからこの珈琲が飲みたいのか、あの珈琲が飲みたいからこのまちに行くのか…
昨日に引き続き、今日も喫茶店に立ち寄ってしまいました。
岩田焙煎珈琲(横浜市青葉区 藤が丘)
東急田園都市線藤が丘駅を降りて、駅前の道を246方面に歩き、もえぎ野の手前にあります。入り口は通り過ぎてしまいそうなのですが、珈琲を焙煎する香りでお店の場所がわかります。
豆売りのほうに比重があると思われるのですが、店内で珈琲をいただくこともできます。
本日いただいたのは、ロイヤルブレンド
マンデリンとエチオピアのブレンドと話されていました。
水にも気を配られているようで、愛甲郡清川村煤が谷というところの湧き水を使われていました。お水そのものがとてもまろやかでしたので、珈琲にもそのまろやかさが生きている感じがしました。
いつもは珈琲だけで過ごすところ、店長さんとお客さんの会話の中で「釧路からアップルパイを目当てに来るお客さんがいる」との話を聞き、それでは!と自分も追加してみました。
シナモンを使っていない、りんごの甘みと酸味、発酵バターの香りとコク…懐かしさを感じるようなあじわいです。りんごの酸味と珈琲の苦味の相性が気になるところですが、うま〜く調和します。ぎりぎりのところでお互いが支え合っている絶妙なバランスでした。
その後も珈琲について、実に知識豊富な店長さんと楽しい会話が弾み、珈琲もおかわりしてあっという間に1時間…。
なんとも楽しく過ごせるお店でした。
喫茶店とは、「商品」だけでなく「時間」や「空間」も提供する場所なんだとあらためて感じました。(2016 No.2)